2010年 02月 06日
さわひらき×テニスコーツライブ@水戸芸術館&バッキーカルテットライブ@B2 |
昼間は本日から開催のREFRECTION展@水戸芸術館のオープニングでライブをするさわひらき×テニスコーツを観に。
時間が差し迫っていたので、展示自体はあとでゆっくりと。
テニスコーツの味は出つつもアンプリファイは弱めなので音響的に面白い事になる。
水戸の街では大友良英さんが一つ感覚をみせてくれたので、良い流れではないかと言う内容。あれがあったのとなかったのではこのライブの見え方も全く違ってきたでしょう。
夕方からはバッキーカルテット ライブ@B2
バッキーさんはどんな演奏をするのかと聴かれたら何と言うのだろうか。ファラオ・サンダースがスピリチュアルなら、それをもっと土着にして楽しく人間味を出したような音なのではないか。という気がする。
最初はナム×クラッシー=2BEATクンニコやメーラ、ネーパールーでおなじみの二人であります。
この二人は本当に素晴らしい。楽しそうに演奏する姿ってのも本当に良いもの。
自由に隙間を作りながら隙間を埋めていくような音のパズルであります。
最後はナムが歌いながら叩き始めたインドの方の曲らしい。良い曲です。
真打ち バッキーバンド
8-16-4と刻み、ランニングからのまくしたてるテーマこういうのを聴きたかったのだ。モーダル、バップ問わずに2管の絡みがこのバンドの肝になっているようであります。
それまで大和田のテーマが一番好きだったのに一気にひっくり返るような気持ちになるとは。
河童イントロのインプロから始まってnordがベンドしてゆく時、どんどんと世界が変わってゆく。テーマが始まるとみんなの顔つきが変わった。それは聞いていたみんなの顔であり演奏しているミュージシャンの顔である。これがバッキーさんなのである。フリージャズの界隈で活躍しているからと言って、その言葉でだけ括るのはなんとも言葉が足りなすぎる。
通常こういったジャズの場合ソロの時にどれくらいのスキルであるかという事に回る事もしばしばなのであるが、決定的に違うのはユーモアがあってセンスと統合した上で組み立てているということ。そしてそれが解り易い部分が必ずあって誰でも琴線に触れる部分があるということ。音楽としたらウェルメイドの上にアヴァンギャルドでもありポップでもあるという。
オーセンティックジャズの中にあって、こういう立ち位置は希有ではないでしょうか。
しかし大和田はやっぱり凄く良くて毎回違うアレンジなので本当に楽しくてバッキーさんの深さ、大和田のテーマのバリエーションを思い知るのであった。
最後はチューリップも聴けてご満悦な週末の夜。
あっという間の時間。
本日も素晴らしい音楽をありがとう。
時間が差し迫っていたので、展示自体はあとでゆっくりと。
テニスコーツの味は出つつもアンプリファイは弱めなので音響的に面白い事になる。
水戸の街では大友良英さんが一つ感覚をみせてくれたので、良い流れではないかと言う内容。あれがあったのとなかったのではこのライブの見え方も全く違ってきたでしょう。
夕方からはバッキーカルテット ライブ@B2
バッキーさんはどんな演奏をするのかと聴かれたら何と言うのだろうか。ファラオ・サンダースがスピリチュアルなら、それをもっと土着にして楽しく人間味を出したような音なのではないか。という気がする。
最初はナム×クラッシー=2BEATクンニコやメーラ、ネーパールーでおなじみの二人であります。
この二人は本当に素晴らしい。楽しそうに演奏する姿ってのも本当に良いもの。
自由に隙間を作りながら隙間を埋めていくような音のパズルであります。
最後はナムが歌いながら叩き始めたインドの方の曲らしい。良い曲です。
真打ち バッキーバンド
8-16-4と刻み、ランニングからのまくしたてるテーマこういうのを聴きたかったのだ。モーダル、バップ問わずに2管の絡みがこのバンドの肝になっているようであります。
それまで大和田のテーマが一番好きだったのに一気にひっくり返るような気持ちになるとは。
河童イントロのインプロから始まってnordがベンドしてゆく時、どんどんと世界が変わってゆく。テーマが始まるとみんなの顔つきが変わった。それは聞いていたみんなの顔であり演奏しているミュージシャンの顔である。これがバッキーさんなのである。フリージャズの界隈で活躍しているからと言って、その言葉でだけ括るのはなんとも言葉が足りなすぎる。
通常こういったジャズの場合ソロの時にどれくらいのスキルであるかという事に回る事もしばしばなのであるが、決定的に違うのはユーモアがあってセンスと統合した上で組み立てているということ。そしてそれが解り易い部分が必ずあって誰でも琴線に触れる部分があるということ。音楽としたらウェルメイドの上にアヴァンギャルドでもありポップでもあるという。
オーセンティックジャズの中にあって、こういう立ち位置は希有ではないでしょうか。
しかし大和田はやっぱり凄く良くて毎回違うアレンジなので本当に楽しくてバッキーさんの深さ、大和田のテーマのバリエーションを思い知るのであった。
最後はチューリップも聴けてご満悦な週末の夜。
あっという間の時間。
本日も素晴らしい音楽をありがとう。
by agagagagagagagaga
| 2010-02-06 23:59
| Event